山形県労連紹介

山形県労連は、山形の労働運動のたたかう伝統をひきつぎ、山形県内で働く労働者の権利を守り、働くものの輝かしい未来のためにその歴史的役割を果たすことを目的とし、県内の労働者、県民とともにたたかいます。

名称・議長・創立

名 称 山形県労働組合総連合
議 長 濱田 藤兵衛
創 立 1989年12月16日

山形県労働組合総連合がめざす道

山形県労働組合総連合(山形県労連)は、1989年12月16日結成され、全労連とともにたたかう道を歩みはじめました。
山形県労連は、山形の労働運動のたたかう伝統をひきつぎ、山形県内で働く労働者の権利を守り、働くものの輝かしい未来のためにその歴史的役割を果たすことを目的とし、県内の労働者、県民とともにたたかいます。

1.日本の労働運動の100年は、労働者の人間としての尊厳を守り、平和と民主主義、社会進歩を求めるきびしいたたかいの歴史でした。
 戦前、日本の労働者と労働組合は、諸外国に例を見ない天皇制軍国主義のもとで人間らしい生活を求め、侵略戦争に反対するたたかいを続けました。しかし、苛酷な弾圧によって、労働者をはじめすべての国民、県民は戦争に駆り出されるか、あるいは、治安維持法のもとで牢獄につながれるという苦難の道に立たされました。自主的な労働組合はすべてつぶされ、権力に迎合した組合幹部は、労働組合を労資一体で侵略戦争に協力する「産業報国会」に変質させてしまいました。
 戦後、ファシズムに反対する国際統一戦線の勝利にはげまされ、新しい憲法のもとで日本の労働組合は嵐のような勢いで再建されました。そして、飢餓からの脱出や民主化闘争、2・1ゼネストなど怒涛のようなたたかいを展開しました。しかし、アメリカ占領軍と日本の反動勢力は、官公労働者の労働基本権の剥奪、松川事件などをデッチあげながらの大がかりな首切り「合理化」やレッドパージなど、たたかう労働者と労働組合に徹底した弾圧を加えました。一部の労働組合幹部は反共をかかげて労働組合を分裂させ、この弾圧に協力しました。労働者と労働組合はこうした攻撃をはねのけて、朝鮮戦争と米軍基地反対の闘争、原水爆禁止運動、春闘、三井三池争議と60年安保闘争、ベトナム侵略反対と沖縄返還闘争、革新自治体の実現などなど、働くものの生活向上と権利の確立、平和と民主主義をめざしてたたかい続けてきました。
 その後、73年からの二度ににわたるオイルショックを契機として、日本の政治・経済の矛盾が一挙に噴き出しました。これを深刻な危機と受け止めた政府・財界は、矛盾の解決策として西側一員論の立場をいっそう強めながら、「経済構造調整」と「臨調行革」を軸にして、労働者・県民の反撃を恐れ、これを封じるために労働組合のとりこみ、変質と労働戦線の分断に力を注いできました。
 これらの諸施策を支持し、協力する労働組合が中心になって「全的統一」といいながら、たたかう労働者と労働組合を選別し排除する労働戦線の再編成をおこなってきており、労働戦線の右翼再編は、独占資本によるいっそうの搾取・収奪を容認し、自民党などの反動勢力を助け、労働者・県民の利益を裏切るものです。
 いまこそ、今日の反動勢攻勢を打ち破り、切実な要求を実現するためにたたかう力を総結集することが求められています。ここに山形県労連が全労連とともに多くの労働者、県民に期待されながら結成された今日的意義があります。

2.山形県労連は、戦前、戦後の日本の教訓をふまえ、山形県における労働者・労働組合のたたかう伝統を積極的にひきつぎそれを発展させながら労働者・県民の要求実現にむけて全力をあげてたたかいます。
 私たちは、労働者の生活と権利を守るために、思想・信条の違いをこえて自主的・恒常的に団結する組織として生まれたという労働組合の原点を堅持します。私たちは、労働者の団結を最大限に保障する「資本からの独立」「政党からの独立」「一致する要求での行動の統一」という、いかなる労働組合も一致できる三つの原則を何よりも大切にします。
 政府・独占資本とそれに追随する強大な支配勢力とたたかい、労働者・県民の要求の実現をはかるために職場を基礎に、県内の広範な労働者・労働組合を結集して、産業別・地域別のたたかいを強化するとともに全県的・全国的な運動へ発展させることが不可欠です。
 そのために山形県労連は、県内の労働組合と地域組織によって構成され、全労連の構成組織の一翼を担います。山形県労連は、県内における労働戦線統一の母体となるものです。

3.山形県労連は、次の基本要求・目標の実現をめざしてたたかいます。
①私たちは、大幅賃上げ、労働時間短縮をはじめ最低賃金制度の改善、雇用保障、労働条件改善、働く女性の地位の向上など労働者の切実な要求実現と、憲法で保障された労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権)の完全確保、不当労働行為の根絶をめざします。
②私たちは、軍事費を削って国民本位の税制と公正な行財政を確立し、独占的大企業の横暴を規制して経済民主主義を実現し、社会保障制度と教育の充実、農林漁業の再建、生活関連社会資本の拡充をはかり、働く県民の経済的・社会的・文化的地位の向上をめざします。
③私たちは、憲法の民主的条項を擁護し、すべての人々の基本的人権の保障、身分・人種・国籍などによるあらゆる差別の撤廃、男女平等の実現、言論・出版・結社の自由の保障、民主教育の確立、地方自治の拡大・選挙制度の民主的改善をめざします。
④私たちは、清潔な国民本位の政治、日米安保条約廃棄と米軍基地撤去、核兵器の廃絶と非核三原則の法制化、世界の恒久平和と地球環境の保全、中立・民主・平和な日本の実現をめざします。
⑤私たちは、すべての労働者を労働組合に組織し、すべての産業と地域にたたかう労働組合をつくり、すべての労働者・労働組合が結集する労働戦線の統一をめざします。

4.山形県労連は、以上の点を踏まえ、次の点を基本に活動をすすめます。
①私たちは「みんなで話し合い、みんなできめて、みんなでたたかう」という組合民主主義を徹底します。
②私たちは、資本(企業)、政府、政党からの完全な独立を堅持します。
③私たちは、特定政党の支持も排除もせず、組合員の思想・信条の自由、政党支持・政治活動の自由を保障します。政党とは一致する要求、課題に基づいて協力・共同をすすめます。
④私たちは、労働者・労働組合の共通する課題で統一闘争を発展させます。
⑤私たちは、必要な政策提言を行うとともに、県をはじめとした自治体や経営者団体との交渉を推進して要求の実現をはかります。
⑥私たちは、労働者の学習・教育活動、文化活動、労働者福祉活動を推進します。
⑦私たちは、未組織労働者や山形県労連未加盟組合の労働者を含む県内労働者と県民諸階層の要求実現のための、共同行動を推進するとともに、未組織労働者の組織化につとめます。
⑧私たちは、「資本からの独立」「政党からの独立」「一致する要求での行動の統一」という三原則にもとずく県内労働戦線の統一をすすめます。
⑨私たちは、労働者・県民の要求を実現するために県内の統一戦線を結成し県民本位の地方政治確立のための、努力をします。
⑩私たちは、「万国の労働者・団結せよ」の立場で国際連帯活動を推進します。